特集コラム

Column 8 阿佐谷ジャズストリート

阿佐谷ジャズストリート
2011/10/24

明日に架けるSwing(前編)

今年で17年目をむかえる、阿佐谷ジャズストリート。路上や喫茶店、ライブハウスで、ジャズの生演奏を身近に聴けるのが魅力のイベントだ。東日本大震災、原発事故などの影響で国難の渦中にある今年は、開催にあたって特別な思いがあるようだ。

実行委員長の渡辺功一さん、委員の近藤真子さん、ジャズシンガーで28日に出演予定の小田陽子さんに(第一回から、毎年出演)、お話しを伺った。

今年、掲げているテーマはなんでしょうか

近藤さん
ジャズで、みんな元気に!を合い言葉に、当日にむけて準備しています。苦難のなかにいる方々にとって、音楽の力は微々たるものかもしれません。音楽によって、状況がすぐに好転するわけではありません。でも、じゃあ、なにもしなければいい…。というわけではないでしょう。

被災地からはなれた場所であっても、そこに集まる人たちが日常をいとなみ、元気に過ごし、動き続ける街をつくることが、継続的な支援につながると思っています。今年の阿佐谷ジャズストリートは、7月に『南相馬市支援コンサート』を開催しました。10月29日には、『交流自治体応援ストリート』を行います。

小田さん
5月には宮城県のNPO法人・気仙沼オレンジネットワークの呼びかけに応えてくれたミュージシャン仲間と、ジャズストリート実行委員で衣類の寄付をしました。賛同者多数で、ありがたかったです。衣類は新品のようにきれいにして、セロファン袋に入れて送付しました。被災地から、必要なときに必要なものが届いた、との報告がありました。

ジャズストリートが始まった経緯を教えてください

渡辺さん
1995年に、第一回が開催されました。開催のきっかけはさまざまなんですが...。'95年は、1月に阪神・淡路大震災が起きました。その、わずか2ヶ月後の3月、地下鉄サリン事件があって...。鬱々とした空気を吹き飛ばすようなことをしよう、との思いで始まったんです。商店会や学校に呼びかけるところから始まりました。杉並区役所の方も尽力してくださいました。

なぜ、ジャズだったのでしょう?

小田さん
阿佐谷駅北口の、ジャズライブハウス'MANHATTAN'のオーナー、望月さんや、南口の'クラヴィーア'の山川さんの人脈で、ジャズミュージシャンが集まったんです。あとは、呼びかけたメンバーや近隣の商店に、ジャズ好きが多かったという理由もあります。

95年から2011年は、日本の景気が大きく変わりましたね。17年、イベントを続けるのは大変だったと思います

近藤さん
正直言って、毎年綱渡りです(笑)。なんとか続いてきた理由を挙げると...。阿佐谷ジャズストリートは、地元のちいさな商店や、個人が主なスポンサーなんです。大きなスポンサーを持たず、地域の企業、商店、個人が協賛金を出しあってこのイベントを支えてきたことが、厳しい時代において強みになったのかもしれません。

小田さん
毎年、たくさんのボランティアに支えられてきました。近隣の学校に通う学生の、お母さまたちもポスターを貼ったり、配ったりしてくださいます。

<後編>へつづく

阿佐谷ジャズストリート
http://www.asagayajazzst.com/
開催日:2011年10月28日(金)・29日(土)
パブリック会場共通パスポート
2日パスポート前売3,800円(当日4,500円)
1日パスポート前売2,800円(当日3,000円)
詳細・チケットの購入方法:阿佐谷ジャズストリート公式サイト

文・取材 / 大和千秋
青色申告会

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