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第58回「阿佐谷七夕祭り」開催

阿佐ヶ谷の夏の風物詩といえば、JR阿佐ヶ谷駅の南口を出てすぐの場所にある「阿佐谷パールセンター」を中心に開催される七夕祭りである。2011年も通常通り、8月5日から8月9日までの5日間行われる。

阿佐ヶ谷の七夕祭りは、戦後の混乱がまだ残っていた1954年、町の活性化を図るために実施されたのが始まりというから、優に60年の歴史を有するイベントになる。

その第1回から脈々と受け継がれている「阿佐谷七夕まつり」の特長が、各店のアイディアによる手づくりの巨大な“はりぼて飾り”である。
もちろん、仙台七夕などにも見られる吹き流しや提灯も飾られるが、「阿佐谷パールセンター」のアーケードに吊るされる“はりぼて飾り”は、人気キャラクターや店の特長を表したもの、または流行を反映したものなど、多彩かつユーモラス。

それらの飾りの構想から完成までは、大作にもなれば一カ月以上もかかるという。
流行や話題性を反映しているだけに、その年その年で傾向が異なるのもこの祭りの魅力といえるだろう。

阿佐谷パールセンターだけでなく周辺にある店舗も、露店や模擬店、特売などで祭りを盛り上げ、大人から子どもまで楽しめる阿佐ヶ谷の一大イベントとなっている。

アーケード商店街であることから、はりぼて飾りも天候による劣化がなく、最終日まで作り上げられたままの姿を見ることができる。
駅前から青梅街道まで続く商店街の南北約700メートルにわたって並ぶ“はりぼて飾り”の大行進はまさに壮観のひと言。「阿佐谷七夕祭り」を通して、2011年の世相を体感してみてはいかがだろうか。

第58回「阿佐谷七夕祭り」
http://www.asagaya.or.jp/
主催：阿佐ヶ谷商店街振興組合（TEL：03-3312-6181）
会場：阿佐谷パールセンター